加藤順漬物店 元祖『摘みたて ちりめん菜の花漬』
【ちりめん菜の花漬によせて】
早春のしらべ――
野原いちめんを彩る黄金色の菜の花を、従来ぬか漬で
べっこう色になるまで漬け込んでいました。しかしそれでは
せっかくの鮮やかな色がもったいないと 先代加藤順造が創業時に一から自社畑にて
花が咲く前のつぼみで浅漬の菜の花漬を考案し販売いたしました。
そのため苦味のないしゃきしゃきと見た目も鮮やかなちりめん菜の花漬が
たちまちぎをん街や木屋町など花街で話題になり
暮らしの手帖昭和三十五年春五十三号に掲載されました。
その彩りの良い菜の花漬が今では京漬物の早春の定番になっております。
ちりめんとは葉が凸凹状のちりめんのようになっている品種で当店では
商品名をちりめん菜の花漬で頑なに先代の製法にて販売いたしております。
そのちりめん菜の花漬が皆様の食卓に春の訪れを告げるとともに、
愛情のこもった贈り物として喜ばれております。
京の味、古都の香り、季節を彩る風物詩としてお楽しみ下さい。
京名産漬物 ちりめん菜の花漬元祖 加藤順漬物店
【菜の花を苦いとお思いではありませんか?】
〜菜の花の浅漬けを広めた元祖としてお伝えしたいこと〜
店頭にて、お客様から、
「菜の花って食べて苦かったイメージがあるんですが、こちらのはどうなんですか?」
とご質問をいただくことがよくあります。
菜の花は苦い、だから嫌いだと思われている方は決して少なくありません。
しかし当店の菜の花漬は、ほんのりほろ苦さこそあれ、きつい苦味はありません。
苦くない菜の花と、いやな苦みのある菜の花は、何が違うのでしょうか。
それは、花が咲く前に摘むかどうかにかかっています。
菜の花といえば黄色い花をイメージされると思いますが、当店の菜の花漬はその花が咲く前の段階で漬け込んでおります。
花が咲く前に摘んだ菜の花は苦くありません。
当店では、畑で菜の花を収穫する時、時間との勝負のため、人数をかけて花が咲く前に一気に収穫するようにしています。
そして畑で摘んでから時間を置かずにすぐに持ち帰り塩蔵します。
収穫のタイミングと鮮度に気を遣い、素材の味を大切にあっさりと漬ける。
こうして「加藤順の菜の花漬」は出来ます。
そしてもう一つ、
「この時期に菜の花ですか?春じゃないんですか?」
とご質問をいただくことも多いです。
当店の菜の花漬の原料となる菜の花は宮崎県都城市にある自社の畑で栽培しています。
菜の花も、桜前線と同じように旬が北上していきます。
そのため、この時期から旬の味を味わうことが出来ます。
賞味期限は浅漬なので一週間ですが、菜の花は冷凍が可能です。摘みたての美味しい菜の花をいつでもお召し上がりいただけるようになっております。
お客様にこれからも当店の菜の花漬を愛していただけるよう精進して参ります。
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ちりめん菜の花漬
厳寒期〜春先を代表する京漬物。
花が咲く前に摘むことで、いやな苦みのない菜の花本来の味わいを実現しました。
新鮮な摘みたての菜の花をうす塩で浅漬けにしております。
「菜の花の浅漬」は当店が元祖。当店の看板商品、一押しのお漬物です。
●内容量 :100g
●賞味期限 :冷蔵・未開封にて1週間ほど